自民党の大島理森(ただもり)幹事長は24日の記者会見で、政府が発表した郵政民営化を見直す「郵政改革法案」について、「まさに『民から官へ』の郵政先祖返り法案だ」と述べ、強く批判した。
大島氏は、政府案について「5年前、多くの民意をいただき成立した郵政の完全民営化路線を真っ向から否定するもの」と指摘。党内が法案への反対でまとまるかとの質問にも、「そういう見通しを持っている」と強調した。石破茂政調会長も政府案を「とても容認できるものではない」と批判した上で、党内の意見集約を急ぐ意向を示した。 党内には、舛添要一前厚生労働相が会長を務める「経済戦略研究会」など郵政民営化の徹底を求める意見がある一方、民営化法案に反対して離党し平成18年末に復党した議員を中心に、民営化見直しに好意的な声もある。 昨年12月の日本郵政株式売却凍結法案採決の際は、自民党は「審議拒否中」だったため、党としての態度表明をせずに済んだ。石破氏は24日、「(党内の議論に)大きな齟齬(そご)があるとは思っていない」と強調したが、意見集約が容易に進むかどうかは不透明だ。 【関連記事】 ・ 郵政改革基本法案を正式発表 民業圧迫批判に配慮 政府出資3分の1超 ・ 郵政、民営化から“肥大化”へ転換 民間に一定配慮も「基本」は堅持 ・ ゆうちょ銀の限度額2千万円に 「民業圧迫」批判で引き上げ幅圧縮 ・ 生保協会長、郵政事業拡大に反対表明 ・ 「郵政改革法案、早期提出」 亀井郵政改革担当相 ・ あれから、15年 地下鉄サリン事件 ・ 民主党、午後の役員会、常任幹事会 小沢幹事長会見を夕方へ延期(産経新聞) ・ <日本ファッション・ウィーク>東京ミッドタウン中心に開幕(毎日新聞) ・ 車が電車に接触、逃走…乗客3人のうち2人けが(読売新聞) ・ センバツ 「負けて恥」発言の開星監督、処分へ(毎日新聞) ・ 分量間違え製造、大洋薬品高山工場を業務停止へ(読売新聞)
by rc1opyfy8q
| 2010-03-26 11:08
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